婚約指輪の選び方

永遠の愛を形で伝えるプロポーズ。婚約指輪はその意思の表れでもあります。贈る側にとって予算のことは考えたくはありませんが、現実は甘くありません。一般的な相場などどのくらいの値段のものを贈ればいいのでしょうか。

指輪の購入を検討するとき、一般的に考えるのはやはり予算です。中でも婚約指輪は給料の3ヵ月分というフレーズが定着しており、金額に対する不安が大きく、婚約指輪の相場が気になります。現実的には、結婚式や新婚旅行、これからの生活などを考慮し、過去の風習にとらわれない現実的な価格で用意する人が大半です。

ある調査によると、婚約指輪の購入価格は10~20万円未満のリングを購入した人が約24%と最も多く、次いで20~30万円未満の約21%となっています。つまりは10~30万円未満の価格帯が半数近くを占め、おそらくこの価格帯で無理のない範囲で購入すればよさそうです

ここで気になるのがもらう女性側の印象です。10~20万円の価格帯は思ったより安いとの回答が多く、30万円以上になると思ったより高いと感じる女性が多くなる傾向がありました。価格の違いはやはりダイヤモンドの品質基準である、カラット・カット・カラー・クラリティの4つの要素からくるものですが、婚約指輪に対する価値観は、男女ともに一番多いのは、婚約指輪は価格ではなく気持ちが重要という意見でした。

婚約指輪を贈る目的

婚約指輪のルーツはエジプトだと言われています。その時代、結婚は象形文字であらわされ、永遠に途切れぬものとして円で表わされていました。指輪も円形であることから同様の意を表したそうです。また、古代ローマ時代には、結婚より婚約が重視されており、その儀式において鉄の輪を贈ったのが婚約指輪(エンゲージリング)の始まりとも言われています

婚約指輪を薬指にはめるのにも理由があります。それは古代エジプトの言い伝えから、愛はハート、ハートは心臓と言うことで、左手の薬指が心臓に通じており、愛の力が伝わると信じられていたからです。さらに薬指には、創造力があるとされています。新たなる生命の創造という願いも込められています。

婚約指輪には宝石をあしらったものが多いです。当初はサファイアやルビーがよく使われていました。最近ではメジャーとなったダイヤモンドが初めて使用されたのは1477年と言われています。ダイヤモンドには、不屈の力や永遠を意味するとされ、そこからダイヤモンドが永遠の愛の象徴となったようです。

日本で婚約指輪を贈るようになったのは明治時代の頃と言われています。芸能人が婚約会見等で披露する昨今のダイヤモンドリングのデザインが主流になったのは、ダイヤモンドが輸入解禁になった昭和の半ばあたりからで、硬い鉱物として知られるダイヤモンドは永遠の絆と愛の象徴とされ、無色透明な輝きは無垢な心を象徴しているとされ人気となりました。人気のダイヤモンドをあしらった婚約指輪は、かつては給料の3か月分ともいわれていましたが、最近では比較的リーズナブルな価格で購入できるものもあります。